平成27年 8月21日(金)・22日(土)
米百俵研修会(SYMS全体旅行)
行 先:飯山市・新潟県長岡市
参加人数:37名
本年度のSYMS事業の重点方針のひとつであります、米百俵研修会(SYMS全体旅行)が平成27年8月21日・22日の二日間にわたり行われました。
今回の研修会では1日目に飯山市へ向かい、飯山市役所にて職員の方々から北陸新幹線駅設置による地元の変化について説明・質疑応答が行われました。
また2日目はSYMS設立の基となった「米百俵の精神」を学ぶ為、山本有三著の戯曲「米百俵」の舞台となった新潟県長岡市にて地元ボランティアガイドさんによる研修を行いました。
出発に際し、バス車中にてSYMS田中会長より挨拶があり、今回の研修の目的について話がありました。
続きましてSYMS荒井副会長(セミナー委員長)より挨拶、今回の研修の内容について説明がありました。
その後、2日間お世話になるバスガイド・運転手の方からのごあいさつの後、参加者皆さまから自己紹介が
ありました。
自己紹介では会員の皆さまから
「米百俵」の話はなんとなくわかるけど、どのような内容だったかもう一度勉強したい!
北陸新幹線開業後、飯山市はどのように変わり、今後どのような街づくりを考えているのか知りたい!
というお声が多数あがりました。
1日目の視察先である飯山市へ向かう道中、車中にて税理士である柴田直前会長による平成27年10月から始まる
マイナンバー制度について研修会が行われました。企業の経営者が多い会員の皆さまにどのような影響があり、
とりあえず何をしなくてはいけないか?わかりやすく説明をしていただきました。
研修会終了後は山本有三著 戯曲「米百俵」を題材にした時代劇DVDを鑑賞し、
2日目の長岡市での研修の事前学習を行いました。
1日目の視察先である飯山市役所
市役所職員の方々からの飯山市の都市計画、地域経済、観光について北陸新幹線開業前後の変化、開業にあたって
ご苦労された点についてご説明いただきました。
説明の後、質疑応答の時間が設けられました。
飯田市とその周辺町村では12年後にリニア新幹線開業を控えていることもあり、
今後企業としてどのような考えを持ってまちづくりに関わっていくべきか、活発な質疑応答が行われました。
市役所での視察後、飯山駅に向かいました。
短時間ではありましたが飯山駅の施設を見学いたしました。
飯山駅にて集合写真
2日目は戯曲「米百俵」の舞台となった長岡市での研修です。
こちらでは長岡市のボランティアガイドの方をお願いして、「米百俵」とゆかりのある史跡を
巡り、主人公となる小林虎三郎(江戸末期から明治の初めにかけて実在した長岡藩大参事、
現在の県知事相当の要人)の功績について説明を受けました。
長岡商工会議所跡地にて「ランプの会」の説明
明治2年 ここで産官学、各界のリーダーがランプを囲んで、幕末に起こった戊辰戦争にて荒廃した
長岡藩の復興と近代化について話し合ったそうです。
国漢学校跡地にある「米百俵之碑」
明治3年 長岡藩・住民生活共に窮乏した状況を見かねた分家の三根山藩から「米百俵」が届くが、
小林虎三郎はこの米を藩士で分けようとする考えに身を挺して反対し、教育の大切さを説き、子弟達の教育の為に
百俵の米を資金源にして国漢学校を建てたと記されています。
米百俵の群像(戯曲「米百俵」の一幕を再現したもの)の前で集合写真
帰りのバス車中で参加者の方々から研修の感想について発表があり、
どんな逆境でも信念を貫くこと、教育の大切さを感じられた方が多数いらっしゃいました。
また、今回の研修では同友会員の方(4名)にもご参加いただいたことから、
30代から70代まで幅広い年齢層が集まった研修となり、
SYMSの世代を超えたつながりが感じられました。
2日間にわたり参加していただいた会員の皆さま、企画に携わったセミナー委員の皆さま、大変お疲れ様でした!!
コメント