会長方針

2024年度 SYMS運営方針

第49代会長

SYMS 第49代会長 株式会社 中村 中村 俊之

株式会社 中村

中村 俊之

「『SYMS Inclusion』」 ~多様性を活かした学び、そして企業と地域の発展を~

第49代会長 中村 俊之

 これまで受け継がれてきた「米百俵」の精神と、時代に応じた柔軟な活動こそが長きにわたってSYMSが存続してこられた根幹であり、且つ様々な価値観と個性を持つ多くの会員、先輩方が学びの質を高めてこられました。環境変化の激しい時代にあっても、SYMS宣言にある「経営者としての資質を高め、企業と地域の発展を目指す」を実現していくためには、SYMSの多様性を活かした組織運営と事業をより一層行っていく必要があります。
 そこで今年度は『SYMS Inclusion』を運営方針に掲げます。個性や価値観・年齢・業種業態といった「違い=多様性」として互いに認め尊重し、その違いを自らの強みとしてSYMSや地域社会に能動的に参画すること、それが『SYMS Inclusion』です。各々の違いを活かしたSYMS内での学びを促進するとともに、将来を見据えた人材育成のために教育機関と学生に対して、SYMSの多様な会員企業がもたらす価値を伝えていきます。
 次年度の2025年にSYMSは50周年を迎えます。そこで今年度は支部長を対象とした50周年準備委員会を立ち上げ、2025年4月の記念式典から始まる50周年事業の構想を練り上げてまいります。セミナー委員会では昨年度も実施した学生へのキャリア教育を深化させ、会員企業と学生が相互に学びを得られる事業を行います。交流委員会においては現役会員内での交流はもとより、同友会員とのつながりを深めるための事業を実施します。PR委員会はホームページの利用促進とSNSによる外部への情報発信に注力するとともに、50周年記念誌の発行に向けての準備も行います。そして、各支部・ブロックでは会員が講師となる研修や企業視察を行い、互いの会社や考え方の違いを理解することで学びと交流の両立を図って下さい。
 「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」とは京セラの創業者である稲森和夫氏の言葉です。私はSYMS活動もこの言葉のように、仲間と共にわくわくするような未来を語り、それを実現させるための議論を交わし、明るく励まし合いながら実行していくべきであると考えます。
 SYMSでの学びと交流が会員と企業それぞれの成長につながり、そしてSYMSも次世代に向けて地域とともに発展していくため、日々の活動にひたむきに取り組んでいきましょう。

重点方針

・キャリア教育を通じた会員企業の成長
・本会・支部を問わず同友会員との交流を通じた温故知新の機会の創出
・50周年準備委員会(支部長対象)の立ち上げ、周年事業の構想と準備